Diagnostic and Interventional EUS-現状と将来展望
EUS下胆道ドレナージ 経十二指腸ルートを中心に
石原 健二
1
,
原 和生
,
山雄 健次
1愛知県がんセンター中央病院 消化器内科部
キーワード:
十二指腸
,
総胆管造瘻術
,
胆汁うっ滞-肝外
,
超音波内視鏡検査
,
胆道ドレナージ
Keyword:
Choledochostomy
,
Cholestasis, Extrahepatic
,
Duodenum
,
Endosonography
pp.1737-1743
発行日 2013年11月20日
Published Date 2013/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2014055620
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近年,胆膵領域におけるinterventional EUSの進歩は目覚ましく,なかでもEUS-guided biliary drainage(EUS-BD)は臨床的有用性の高さから注目されている.EUS-BDには直接法とランデブー法があり,それぞれに経胃ルート,経十二指腸ルート,術後腸管からのルートなど複数のアプローチルートが存在することから,症例に応じて選択が可能である.しかし多数例での臨床試験による報告は少なく,適応や手技の標準化がなされていないのが現状である.本稿では,EUSガイド下胆管十二指腸吻合術(EUS-CDS)と経十二指腸ルートからのランデブー法について,具体的に記述した.今回述べたものは,あくまで現時点におけるものであり,今後の変化が予想されることを追加しておく.
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