透析医療に携わる看護職の人材育成とチーム創り
看護基礎教育の今後の展望
斉藤 しのぶ
1
1文部科学省高等教育局 医学教育課
キーワード:
看護学校
,
臨床能力
,
看護基礎教育
Keyword:
Clinical Competence
,
Schools, Nursing
pp.227-234
発行日 2017年3月10日
Published Date 2017/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2017168263
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看護系人材養成は,平成4年(1992年)制定の「看護師等の人材確保の促進に関する法律」により数的には安定した供給がはかられるようになり,平成28年(2016年)現在,看護系人材養成を行う学校・養成所の入学定員は6万5,000人を超える数となった.しかし離職者数,潜在看護師数は約87万人にものぼり,看護基礎教育課程において辞めない人材,生涯学習し続ける姿勢の獲得が課題の一つとなっているといえる.また,介護・医療費等社会保障の急増が懸念される2025年に向けて,今後看護系人材は地域包括ケアシステムのなかで看護の視点に立って役割を発揮する人材を養成することも課題となっている.これら課題を踏まえ,今後,看護系人材養成のあり方について検討が必要な段階にきている.
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