透析患者とその家族で取り組む合併症予防
合併症予防のための看護支援のあり方
中原 宣子
1
1浅香山病院
キーワード:
看護職-患者関係
,
血液透析
,
自己管理
,
心不全
,
腎不全-慢性
,
体内水分
,
脳血管障害
,
栄養管理
,
服薬管理
,
ブラッドアクセス
,
腎臓病看護
,
末梢動脈疾患
Keyword:
Body Water
,
Cerebrovascular Disorders
,
Heart Failure
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Nurse-Patient Relations
,
Self Care
,
Nutrition Therapy
,
Medication Therapy Management
,
Peripheral Arterial Disease
,
Nephrology Nursing
pp.1331-1337
発行日 2015年10月10日
Published Date 2015/10/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2016051877
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透析患者は増え続け,現在30万人を超えている.また,その原因疾患は導入患者では糖尿病がもっとも多くなり,腎硬化症も増えてきている.つまり,生活習慣病が主病因となってきている.また,高齢化もさらに進んできている.このように透析導入時において,すでに複数の合併症を有することが多い患者に対して進展防止をはかりながら,その改善,身体機能の向上を目指すケアが必要である.そのためには,日常からの患者観察と生活管理支援を中心にしたセルフケア教育が重要である.患者一人ひとりがもつ機能を最大限持続できるように,身体的にも精神的にも支えるケアを通して,患者の意思を尊重しながら方向性を見つけ進めていくことが大切である.
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