CKDにおけるサルコペニア・フレイル対策
サルコペニア・フレイルに対する運動・リハビリテーション
若林 秀隆
1
1横浜市立大学附属市民総合医療センター リハビリテーション科
キーワード:
運動療法
,
栄養障害
,
嚥下障害
,
加齢
,
身体持久力
,
肺炎-嚥下性
,
虚弱高齢者
,
栄養管理
,
筋肉減少症
,
摂食機能障害
,
レジスタンストレーニング
,
主観的運動強度
Keyword:
Aging
,
Deglutition Disorders
,
Exercise Therapy
,
Pneumonia, Aspiration
,
Nutrition Disorders
,
Physical Endurance
,
Frail Elderly
,
Nutrition Therapy
,
Resistance Training
,
Sarcopenia
pp.1041-1048
発行日 2015年7月10日
Published Date 2015/7/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2015337785
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フレイル高齢者に多いサルコペニアと持久力低下の原因は,加齢,活動,栄養,疾患に分類できる.サルコペニア・フレイルへの対応はその原因によって異なり,リハビリテーション栄養の考え方が有用である.サルコペニアと持久力低下の原因によってレジスタンストレーニング,持久性トレーニングを行うべき場合と禁忌の場合がある.不要な安静や不適切な栄養管理による医原性サルコペニアの予防が重要である.誤嚥性肺炎の治癒後には,低栄養などが原因でサルコペニアの摂食嚥下障害を認めやすい.そのため,誤嚥性肺炎では嚥下関連筋のレジスタンストレーニングとともに,入院当日からの早期離床,早期経口摂取,適切な栄養管理が大切である.
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