PAD(末梢動脈疾患)フットケアを救肢・救命につなげるために必要な知識
(第7章)PADの画像診断 CT、MR angiography
大谷 則史
1
,
高井 佳菜子
1製鉄記念室蘭病院 血管外科
キーワード:
デジタルサブトラクション血管造影
,
X線CT
,
MRA
,
末梢動脈疾患
Keyword:
Tomography, X-Ray Computed
,
Angiography, Digital Subtraction
,
Magnetic Resonance Angiography
,
Peripheral Arterial Disease
pp.870-877
発行日 2015年6月20日
Published Date 2015/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2015274196
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<Point>近年においても動脈疾患の画像診断では動脈造影が情報量も多くゴールドスタンダードである。PAD疾患のスクリーニング検査には、脈波検査、超音波検査などの無侵襲検査診断を選択する。側副血行路の評価には解剖を熟知し、造影起点を適切に判断したうえで遅延時相での撮像も必要である。高度石灰化を有する下腿動脈以下の末梢病変評価には選択的動脈造影が有用である。心機能低下例、慢性腎不全患者では低侵襲画像診断検査や無侵襲検査を含めた複合的診断が有用である。
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