原疾患と合併症に合わせた透析導入と透析維持
SLE、関節リウマチ
黒田 毅
1
1新潟大学 大学院医歯学総合研究科腎・膠原病内科学分野
キーワード:
Steroids
,
関節リウマチ
,
血液透析
,
抗炎症剤
,
腎不全-慢性
,
非ステロイド系抗炎症剤
,
免疫抑制剤
,
アミロイドーシス
,
腎炎-ループス
,
抗リウマチ剤
Keyword:
Anti-Inflammatory Agents
,
Anti-Inflammatory Agents, Non-Steroidal
,
Amyloidosis
,
Arthritis, Rheumatoid
,
Kidney Failure, Chronic
,
Immunosuppressive Agents
,
Renal Dialysis
,
Lupus Nephritis
,
Steroids
,
Antirheumatic Agents
pp.1109-1114
発行日 2014年8月10日
Published Date 2014/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2014338202
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全身性エリテマトーデスでは治療抵抗性の症例や再発例の一部で維持透析に導入される症例もしばしば経験されるが,多くの場合疾患活動性は残っており,ステロイドや免疫抑制薬などの治療の継続が必要である.合併する抗リン脂質抗体症候群,薬剤による易感染性やステロイドの長期の副作用に注意する必要がある.関節リウマチでは,血液透析導入時でも多くの場合疾患活動性があり,治療を継続する必要がある.二次性アミロイドーシスでは,透析導入時のトラブルを回避するための工夫が必要である.シャントは,病態の進行により変形がさらに進行する場合も多いため,将来の穿刺を考慮した作製も必要である.
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