特集 大腸腫瘍の分子生物学
序説
平田 一郎
1
1大阪中央病院消化器内科
pp.399-401
発行日 2018年9月20日
Published Date 2018/9/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000231
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大腸癌には遺伝性と非遺伝性(散発性)があり,前者は大腸癌の約5~10%を占め,後者は約90~ 95%を占めるといわれている.いずれにせよ,大腸癌における遺伝子異常の解明は癌発生機序を知るうえで重要であり,大腸癌の発癌予防,新しい診断・治療法の開発などにつながるものである.さらに,high risk 群の選別による効率的な大腸癌スクリーニングも可能となる.
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