特集 消化器診療と感染対策―COVID-19を中心に
1.COVID-19拡大下における消化器診療と感染対策(5)日常の消化器診療におけるSARS-CoV-2感染対策
松田 浩二
1
,
藪谷 亨
1
,
前田 奈緒子
2
,
小澤 章子
3
,
岡崎 貴裕
4
1静岡医療センター消化器内科
2静岡医療センター看護部
3静岡医療センター麻酔科
4静岡医療センターリウマチ内科
キーワード:
SARS-CoV-2
,
消化器診療
,
感染対策
Keyword:
SARS-CoV-2
,
消化器診療
,
感染対策
pp.379-384
発行日 2021年3月20日
Published Date 2021/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001727
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2020年からのSARS-CoV-2のパンデミックに伴い,各医療機関はさまざまな対応を強いられてきている.本稿では,静岡県東部地区の静岡医療センターにおける消化器内科診療を中心とした対応を示すとともに,救急外来および一般外来でのゲーティング,状況に応じたPPEの区分,SARS-CoV-2検査の実際の運用,さらには,内視鏡室における対応について述べる.人力と物量がかぎられたなかで,100%の防御は不可能であるが,医療人として可能なかぎり診療行為からのクラスター発生を予防し続けることが最も重要である.
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