学会だより 第95 回 日本消化器内視鏡学会総会

本学会は，五十嵐良典会長（東邦大学医療センター大森病院消化器内科教授）のもと，2018年5 月10 日から12 日の会期で，グランドプリンスホテル新高輪で開催された．参加者数は7,521 名に及ぶ，大盛会であった．メインテーマとして「消化器内視鏡を追求する―基本から最先端まで」が掲げられた．初日に行われた会長講演は「良性膵疾患に対する内視鏡治療―膵管ステントの開発と膵石治療」のタイトルであり，五十嵐会長のライフワークに関する名講演であった．2 日目には理事長講演として，田尻久雄理事長より「挑戦し続ける日本の消化器内視鏡―日本消化器内視鏡学会専門医制度サブスペシャルティ学会に決定！」が行われた．まず，新専門医制度について，日本消化器内視鏡学会（JGES）が日本専門医機構から正式にサブスペシャルティとして承認されたこと，また今後，JGES が進めるプロジェクトとして，JED（ Japan Endoscopy Database）の立ち上げや，JGES︱STARS Program などをはじめとする数々の新プロジェクトが紹介された．