学会印象記
第83回日本消化器内視鏡学会総会
長谷部 修
1
1長野市民病院消化器内科
pp.1457-1458
発行日 2012年8月25日
Published Date 2012/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403113585
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第83回日本消化器内視鏡学会総会は,小原勝敏会長(福島県立医科大学附属病院内視鏡診療部教授)主催のもと,“より安全かつ効果的な内視鏡医療の追及─Global Awareness,Innovation and Renewed Spirit─”をメインテーマに2012年5月12日(土)~14日(月)の3日間,グランドプリンスホテル新高輪・国際館パミールで開催された.私は丸3日間本学会に参加し,多くの知見と感動をいただいたのでここに報告したい.
【大会1日目】6時始発のあさまに乗り,7時40分に東京駅へ着いた.いつもながら新幹線は速い,長野も便利になったものだとつくづく感じる.会場は臨床消化器病研究会でもお馴染みとなったグランドプリンスホテル新高輪・国際館パミールだ.いつもは汗だくで歩く品川の街もこの日は肌寒い.8時過ぎに会場に到着すると,すでに参加者であふれていた.まず受付で目をひいたのは東日本大震災のパネル写真であった(写真1).被災地は今でも復興が遅れている,学会にも参加できず地域医療を支えている医師がいる,決して忘れてはならない.
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