特別掲載
CKD-MBDうんちく話/高いPTHは何をもたらす?
鈴木 正司
1
1信楽園病院附属有明診療所
pp.649-651
発行日 2026年6月10日
Published Date 2026/6/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003848
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副甲状腺ホルモン(PTH)の作用はリン利尿と,破骨細胞の活性化である.透析患者では尿量の著明な減少〜無尿なため,リン利尿の実質的効果(血清リンの低下)は得られないため血清リン濃度は低下せず,PTH分泌はさらに加速される.そのような状態を二次性副甲状腺機能亢進症(SHPT)と呼ぶ.そこでは骨代謝回転が著しく亢進した線維性骨炎を生じる.体重負荷が強くかかる部位での骨痛,骨変形,骨折を生じやすい.わが国の日本透析医学会(JSDT)のデータを用いた解析でも,高いPTHはいかなる部位での骨折,とくに大腿骨近位部骨折による入院リスクの上昇と関連することが判明している.

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