特集 急性腎障害の最新トレンド
2.急性腎障害診療における人工知能の活用
小丸 陽平
1
1 セントルイス・ワシントン大学腎臓内科学
キーワード:
急性腎障害
,
人工知能
,
拡張知能
,
大規模言語モデル
,
マルチモーダルAI
Keyword:
急性腎障害
,
人工知能
,
拡張知能
,
大規模言語モデル
,
マルチモーダルAI
pp.361-366
発行日 2024年4月10日
Published Date 2024/4/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002943
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人工知能(AI)に関連する近年の技術革新はすさまじく,多くの業界で実装が進められている.医療分野も例外ではない.急性腎障害(AKI)診療に関しては,リスク因子の多変量解析,AKIアラート,AKIの発症予測などの分野でAIの応用研究が展開されてきた.2022年末のChatGPTの登場を皮切りに大規模言語モデル(LLM)の精度と認知度が飛躍的に向上するなか,近い将来多くの入力形式に対応した汎用AIが医療現場に導入されることが考えられる.ヒトがAIによる補助を活かしてより良い医療を提供できるようにするためには,医療AIに対応できる人材育成とシステム開発の両者が必要である.
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