血液浄化機器2020
第XV章 モニタリング機器 8.各種体組成分析装置
長尾 尋智
1
,
白木 康雄
2
,
伊神 隆介
1
,
神崎 将克
1
,
武安 美希子
1
,
渡辺 明美
2
1知邑舎メディカルサテライト岩倉・臨床工学技士
2知邑舎メディカルサテライト岩倉・看護師
pp.1169-1172
発行日 2020年8月20日
Published Date 2020/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001436
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
- サイト内被引用
透析患者の適正体重の決定要因として,浮腫の有無や心胸比,血圧の安定,透析後hANP(ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド),心エコー検査による心囊液の有無や下大静脈径測定などがある1)が,われわれは1990 年代後半より多周波数生体電気インピーダンス法(multifrequencybioelectrical impedance analysis;MFBIA)による身体組成評価を行い,身体水分分析の判断材料の基軸としている.MFBIA法は,身体に微弱な電流を流すことにより各身体組成成分固有の抵抗値の違いを利用して体内水分量や体脂肪量の変化を推定値として算定する方式である.透析の臨床で多くの報告があるおもな機種について述べる.
Copyright © 2020, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.