特集 ダイアライザ・ダイアフィルタの今後を考える
2．海外とわが国のダイアライザ・ダイアフィルタの比較
山下 明泰
1
1法政大学生命科学部環境応用化学科
キーワード：
ダイアライザ
,
ダイアフィルタ
,
仕様
,
治療条件
,
除去対象溶質
Keyword:
ダイアライザ
,
ダイアフィルタ
,
仕様
,
治療条件
,
除去対象溶質
pp.425-430
発行日 2021年5月10日
Published Date 2021/5/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001704
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海外とわが国とでは，使用されているダイアライザ・ダイアフィルタ（モジュール）の性能が大きく異なる．これは歴史的な背景に原因があると思われるが，わが国のトレンドは高透過性膜モジュールを用いた前希釈オンライン血液透析濾過（HDF）であるのに対し，欧州では比較的マイルドな透過性膜モジュールを用いた後希釈オンラインHDF，その他の地域ではオンラインHDFはほとんど行われておらず，米国では尿素Kt/Vを指標としたHDおよび在宅HD（HHD）に臨床的な興味が集まっている．各国でトレンドとなっている治療を達成するには，その地域の企業が供給するモデルを利用するのが安全である．
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