血液浄化機器2020
第ⅩⅨ章 患者自己管理機器 6.持続血糖測定器
矢野 利幸
2
,
原田 孝司
1
,
舩越 哲
1
1衆和会長崎腎病院
2衆和会長崎腎病院臨床工学課・臨床工学技士
pp.1237-1237
発行日 2020年8月20日
Published Date 2020/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001457
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糖尿病を有する透析患者は,食事など以外に週3 回の血液透析という医原性の要因により血糖変動を余儀なくされ,これは心血管イベントのリスクを増すことが報告されているため,われわれはグリコアルブミン(GA)の正常化とともに血糖変動の抑制にも努めねばならない.糖尿病患者に広く施行されている1 日4 回程度の間欠的な血糖自己測定(SMBG)では詳細な血糖動態を把握することは困難で,深夜帯も含めた透析前後の血糖を切れ目なく追うことは他疾患にない意義を有している.
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