投稿論文 症例報告
中心静脈カテーテル挿入時に右内頸静脈内にフラップ様構造物を認めた1症例
渡邊 南穂
1
,
川名 由貴
,
長嶺 祐介
,
水野 祐介
,
後藤 隆久
1横浜市立大学附属病院 麻酔科
キーワード:
中心静脈カテーテル法
,
インターベンショナル超音波診断
,
内頸静脈
,
静脈弁
Keyword:
Ultrasonography, Interventional
,
Catheterization, Central Venous
,
Venous Valves
pp.1318-1321
発行日 2022年12月10日
Published Date 2022/12/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2023042864
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右内頸静脈の中心静脈穿刺時に,内頸静脈近位部に限局したフラップ状構造物を認め,静脈解離を疑った。術後経過で所見変化を認めず,既存の内頸静脈弁の可能性が高いと考えられた。十分な範囲のプレスキャンを行うこと,穿刺後にフラップ状構造物を認めた場合は静脈解離を考慮し,慎重な経過観察を行うことが重要である。
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