投稿論文 講座
麻酔科医のための一般化線形混合モデル概論 generalized linear mixed-effects model(GLMM)
志賀 俊哉
1
,
蔵谷 紀文
1国際医療福祉大学市川病院 麻酔科
キーワード:
線形モデル
,
分散分析
Keyword:
Analysis of Variance
,
Linear Models
pp.1164-1171
発行日 2021年11月10日
Published Date 2021/11/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022030002
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経時的繰り返し測定デザインは、麻酔科医にとってもっともなじみが深い。その統計解析には従来より反復測定分散分析(repeated measures analysis of variance:ANOVA)が用いられてきた。しかし、ANOVAの適用は、個体内のデータに相関関係がある場合や未知のばらつきが存在する可能性がある場合には、しばしば誤った推定が導かれることが指摘されている。本講座では、従属変数が連続変数である場合の具体的なデータを用いて、ANOVAに取って代わりうる一般化線形混合モデルと、その理解に不可欠な分散共分散構造、さらに最適なモデルの選択法について概説した。
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