研究
正常新生児のプレセプシン値の基準値の作成と影響を与える因子の検討
田尾 克生
1
,
清水 可奈子
,
飯藤 弘光
,
岡 秀明
,
石原 靖紀
,
鈴木 秀文
1福井愛育病院 小児科
キーワード:
バイオマーカー
,
線形モデル
,
胎児血
,
基準値
,
後向き研究
,
Presepsin Protein
Keyword:
Biomarkers
,
Reference Values
,
Retrospective Studies
,
Linear Models
,
Fetal Blood
,
Presepsin Protein, Human
pp.1224-1228
発行日 2021年8月10日
Published Date 2021/8/10
DOI https://doi.org/10.24479/J00621.2021355514
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
当院で出生した正常新生児458例の臍帯血からプレセプシン(P-sep)を測定し、基準値の作成ならびにP-sepに影響を与える因子について検討した。その結果、P-sep測定の平均値は467.95pg/mLで、90%タイルが既報よりも高いほかは、ほぼ同様の結果であった。また、臍帯血のP-sep値と他の炎症マーカーとの間に有意な相関は認めなかった。尚、重回帰分析の結果、P-sepに影響を与える要因としては母体の発熱、前期破水の有無、出生体重があった。
Copyright© 2021 tokyo-igakusha.co.jp. All rights reserved.