投稿論文 症例報告
低クロール性アルカローシスにより高炭酸ガス血症が悪化した呼吸不全の1症例
中西 和雄
1
,
浦田 恵理
,
中島 早智子
,
西原 佑
,
萬家 俊博
1愛媛県立今治病院 麻酔科
キーワード:
Acetazolamide
,
Furosemide
,
高炭酸ガス血症
,
交通事故
,
呼吸不全
,
人工呼吸
,
重炭酸塩
,
腸穿孔
,
肺炎
,
Sodium Chloride
,
小腸疾患
,
アルカローシス-代謝性
,
低塩素血症
,
腹腔ドレナージ
Keyword:
Bicarbonates
,
Hypercapnia
,
Furosemide
,
Accidents, Traffic
,
Sodium Chloride
,
Respiratory Insufficiency
,
Intestinal Perforation
,
Acetazolamide
,
Pneumonia
,
Respiration, Artificial
pp.1092-1096
発行日 2021年10月10日
Published Date 2021/10/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022003878
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慢性呼吸不全の人工呼吸中に低クロール(以下、Cl)性アルカローシスから高炭酸ガス血症が悪化した。このアルカローシスはアセタゾラミドで改善せず、Cl補充で改善した。高炭酸ガス血症を伴う慢性呼吸不全はCl欠乏を起こしやすく、アルカローシスから高炭酸ガス血症を悪化させるので、Clの適切な補充が必要である。
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