投稿論文 臨床経験
マルファン症候群合併妊娠における脊髄幹麻酔・鎮痛 症例集積研究
長嶋 小百合
1
,
松田 祐典
,
大橋 夕樹
,
照井 克生
1北里大学メディカルセンター 麻酔科
キーワード:
Marfan症候群
,
産科無痛法
,
産褥障害
,
大動脈瘤
,
帝王切開術
,
動脈瘤-解離性
,
妊娠合併症-心臓血管系
,
自然分娩
,
産科麻酔
,
後向き研究
,
ハイリスク妊娠
Keyword:
Aortic Aneurysm
,
Anesthesia, Obstetrical
,
Retrospective Studies
,
Aortic Dissection
,
Natural Childbirth
,
Marfan Syndrome
,
Analgesia, Obstetrical
,
Pregnancy Complications, Cardiovascular
,
Puerperal Disorders
,
Cesarean Section
,
Pregnancy, High-Risk
pp.380-388
発行日 2020年4月10日
Published Date 2020/4/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2020217553
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マルファン症候群(Marfan's syndrome:MFS)合併妊娠は大動脈解離のハイリスクであるが、分娩時の麻酔管理に焦点を当てたガイドラインは少ない。われわれは、当院でのMFS合併妊娠症例の分娩様式、麻酔管理、周産期合併症を後ろ向きに検討した。対象期間中6症例7妊娠が対象となった。妊娠中に1症例で大動脈基部径拡大を認めた。3症例が経腟分娩、4症例が帝王切開であり、5症例が脊髄幹麻酔で管理された。産褥期に1症例が下行大動脈解離を発症した。
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