投稿論文 症例
漏斗胸と鳩胸の合併例に対しRavitch変法を行った1例
佐藤 真央
1
,
原 茂
,
右田 尚
,
清川 兼輔
1久留米大学 形成外科・顎顔面外科
キーワード:
開胸術
,
内固定法
,
骨プレート
,
X線CT
,
肺切除
,
漏斗胸
,
三次元イメージング
,
鳩胸
,
胸骨挙上術
Keyword:
Bone Plates
,
Fracture Fixation, Internal
,
Funnel Chest
,
Thoracotomy
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Pneumonectomy
,
Pectus Carinatum
,
Imaging, Three-Dimensional
pp.989-997
発行日 2022年8月10日
Published Date 2022/8/10
DOI https://doi.org/10.18916/J00398.2022312633
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
12歳男児。乳児期の肺葉切除を伴う漏斗胸へのNuss法術後に二次的に発症した陥凹変形、胸壁変形の修正目的で当科へ受診となった。受診時、右胸部の乳輪乳頭よりも頭側部分に突出変形(鳩胸)が認められ、その尾側部分から胸部正中にかけては陥凹変形(漏斗胸)が認められた。対処としてRavitch変法を行った結果、術直後より胸郭形態の著明な改善が得られた。術後8ヵ月経過現在、胸郭形態は良好に維持され、患者および家族の満足度も非常に高かった。
Copyright© 2022 KOKUSEIDO CO., LTD. All Rights Reserved.