特集 とっつきにくかった周産期病理をあらためて学ぶ―診断から説明までを徹底整理
企画者のことば:周産期病理を臨床に活かす―次なる一手への架け橋として
小谷 友美
1
Tomomi Kotani
1
1浜松医科大学産科婦人科学講座(教授)
発行日 2026年7月1日
Published Date 2026/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003872
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周産期医療の現場は,一分一秒を争う超急性期の対応や,刻々と変化する母児の動態管理など,常に高い緊張感が求められる世界です。このような環境下において,分娩や妊娠終了後に届く「病理診断」の結果が,直ちにその場の治療選択を左右する場面はそれほど多くありません。また,提出された病理レポートの専門的な記載内容を十分に咀嚼し,悲嘆や不安を抱える患者さんに対してわかりやすく説明することに,難しさを感じている産婦人科医も少なくないのが現状ではないでしょうか。多忙な日常診療のなかで,胎盤病理はどうしても「提出して終わり」にされがちです。

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