増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド
Ⅱ疾患別:実施すべき検査と典型所見
[2]女性泌尿器科疾患
腹圧性尿失禁
篠島 利明
1
,
大家 基嗣
1
1慶應義塾大学医学部泌尿器科学教室
pp.124-125
発行日 2017年4月5日
Published Date 2017/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205934
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ここがポイント
◉腟診・ストレステストは膀胱に尿が溜まった状態で行うことが肝要であり,必要であれば,カテーテルで膀胱内に一定量の生理食塩水を注入して行う.
◉ストレステストで腹圧上昇から数秒遅れて徐々に漏れ出してくるときは,腹圧刺激による排尿筋過活動の誘発(切迫性尿失禁)を疑う.
◉排尿日誌は頻尿や夜間頻尿のみならず尿失禁の評価にも有効である.
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