特集 “いつかはママに…” を応援する プレコンセプションケア
各論
8.婦人科悪性腫瘍とプレコンセプションケア
藤原 寛行
1
,
鈴木 達也
1
H. Fujiwara
1
,
T. Suzuki
1
1自治医科大学産科婦人科学講座
pp.1243-1247
発行日 2019年9月1日
Published Date 2019/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001033
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婦人科悪性腫瘍発症年齢の若年化に伴い,悪性腫瘍に対するプレコンセプションケアの重要性は増してきている。子宮頸癌に対しては,検診とワクチンによる予防と早期発見が重要である。子宮体癌においても,早期発見でホルモン治療による妊孕性温存療法が適応となる場合がある。卵巣がんは早期発見が困難な疾患であるが,将来の罹患ハイリスク群を抽出して対応する動きがある。また,若年がん患者に対するがん治療前の妊孕性温存療法も施行されるようになってきている。
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