特集 “いつかはママに…” を応援する プレコンセプションケア
各論
9.プレコンセプションケアにおける教育・啓発の意義
前田 恵理
1
E. Maeda
1
1秋田大学大学院医学系研究科衛生学・公衆衛生学講座(講師)
pp.1249-1254
発行日 2019年9月1日
Published Date 2019/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001034
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プレコンセプションケアでは,おのおのがリプロダクティブライフプラン(RLP)を作成し,一生を見渡すことで,自分自身の健康と妊娠転帰の改善につなげることができるとされる。晩産化の進む先進諸国では,現在妊娠を考えていない男女を含めてすべての男女がRLPを作成し,プレコンセプション教育の機会を得ることが重要である。本稿では,プライマリケアとしてプレコンセプション教育を試みる諸外国の事例,集団に対する啓発の現状と課題について,公衆衛生学的視点から議論する。
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