特集 産婦人科診療decision makingのためのMRI・CT
Ⅱ.卵巣の良性疾患および悪性腫瘍との鑑別診断
6)成熟奇形腫悪性転化の鑑別診断
大彌 歩
1
,
藤永 康成
1
A. Ohya
1
,
Y. Fujinaga
1
1信州大学医学部画像医学教室
pp.798-801
発行日 2019年6月30日
Published Date 2019/6/30
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000923
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患者設定 50歳台,下腹部腫瘤感にて受診。経腟超音波検査で10cm超の奇形腫を疑う骨盤内腫瘤を認めた。良性の成熟奇形腫であれば腹腔鏡下に患側付属器切除術を行う方針であるが,悪性転化を伴う成熟奇形腫であれば,開腹して子宮と両側付属器切除を行う方針である。画像診断でそれらをどのように鑑別できるか?
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