特集 On Fleek 産婦人科手術
Ⅲ.婦人科
2.傍大動脈リンパ節郭清術
寺内 文敏
1
Terauchi Fumitoshi
1
1東京医科大学産科婦人科学分野(教授)
pp.1439-1448
発行日 2018年10月31日
Published Date 2018/10/31
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000642
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婦人科悪性腫瘍手術における傍大動脈リンパ節郭清術は現在,ゴールドスタンダードな手技として確立されている。特に卵巣癌・子宮体癌手術における進行期決定に関しては必須の手技であり,婦人科腫瘍医は必ずマスターしておくべきスキルである。傍大動脈リンパ節郭清術を完遂するためには正確な臨床解剖の知識と確実な基本手技が重要で,かつトラブルシューティングに際しての適切な対応力も求められる。近年では,腹腔鏡下やロボット補助下でも行われる手技であるが,本稿では基本となる開腹手術による傍大動脈リンパ節郭清術に関して解説する。
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