ガイドラインのすき間を埋める! 臨床医マエストロの技
周産期領域 GQ-2 早産児の帝王切開の適応は?─経腟分娩をトライするか?
安藤 一道
1
1日本赤十字社医療センター(副院長,周産母子・小児センター長)
pp.1317-1324
発行日 2017年10月31日
Published Date 2017/10/31
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000167
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妊娠中期に実施される経腟超音波の普及により,頸管長が短縮する段階で治療的頸管縫縮術(本稿での『緊急頸管縫縮術』)が行われている。また,胎胞視認症例などにも治療的頸管縫縮術が行われているが,それら緊急頸管縫縮術の適応については「産婦人科診療ガイドライン産科編2017」に記載されているものの,一定の見解には至っていない。また,その手術手技についても統一した手技はなく,術者および施設の判断に任されているのが実情である。本稿ではこれらの『すき間』について最新の文献的考察を加えて述べたい。
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