特集 小児診療ガイドラインのダイジェスト解説 & プログレス2025
神経
13 てんかん
-てんかん診療ガイドライン2018 てんかん診療ガイドライン2018追補版 てんかん診療ガイドライン2018追補版2022
望月 仁志
1
1海老原総合病院脳神経内科
pp.1307-1313
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003665
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てんかんは患者数が多く,てんかん診療にはてんかん専門医以外の医師が多くかかわっている.このため,てんかん診療の指針として,2010年に「てんかん治療ガイドライン」作成委員会により「てんかん治療ガイドライン2010」が作成された.その後,新たな抗てんかん薬が上市され,英国てんかんガイドラインや国際抗てんかん連盟(International League Against Epilepsy:ILAE)のてんかん分類も改定された.「てんかん診療ガイドライン2018」では,新しい分類,新規抗てんかん薬の記載を追加し,小児てんかんについての項目も複数追加された.「てんかん診療ガイドライン2018追補版」では,新規抗てんかん薬(とくにペランパネルとラコサミド),ロラゼパム静注製剤についての追記がなされ,「てんかん診療ガイドライン2018追補版2022」では,ミダゾラムの投与方法と血中濃度測定が有効な薬剤の表が変更された.

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