特集 小児の内分泌疾患up to date
4.成長ホルモン分泌不全性低身長症の原因と治療
伊達木 澄人
1
1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科小児科学
キーワード:
成長ホルモン分泌不全症
,
低身長
,
成長ホルモン単独分泌不全症
,
複合型下垂体機能不全
Keyword:
成長ホルモン分泌不全症
,
低身長
,
成長ホルモン単独分泌不全症
,
複合型下垂体機能不全
pp.728-733
発行日 2022年7月1日
Published Date 2022/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002216
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小児における低身長症の多くは,家族性,体質性といわれる特発性低身長症であるが,一部に成長ホルモン治療の対象となる疾患が含まれる.そのうち,成長ホルモン分泌不全性低身長症は,先天性,あるいは後天性の成長ホルモン分泌不全のために低身長をきたす疾患群の総称である.本症に対する成長ホルモン治療は,その成人身長に対する有効性や長期的な安全性を背景に,幅広く日常診療で行われている.本稿では,成長ホルモン分泌不全性低身長症の原因,診断,治療について概説する.
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