診療
慢性咳嗽診療の実際
桐戸 雄紀
1
1聖隷三方原病院小児科
キーワード:
咳嗽
,
慢性咳嗽
,
咳嗽診療ガイドライン
,
モストグラフ
Keyword:
咳嗽
,
慢性咳嗽
,
咳嗽診療ガイドライン
,
モストグラフ
pp.479-485
発行日 2021年5月1日
Published Date 2021/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001721
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小児科外来において咳嗽は頻度の高い主訴の1つである.そのなかでも8週間以上持続する慢性咳嗽は診断に苦慮することがあるが,小児の咳嗽診療ガイドラインに基づいて系統的な診療を行うとよい.実際には詳細な問診と身体診察を行い,各年齢において鑑別すべき疾患を念頭において検査を行う必要がある.検査では診断を確定できないことも多く,診断的治療を行う場合や,無治療で経過観察する場合もある.いかなる場合でも患者,家族に説明をして同意を得たうえで,適切な観察期間を設定して状態を再評価する姿勢が肝要である.
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