特集 小児科医のための新しい画像診断の知識
6.胎児MRI
種元 智洋
1
,
加藤 さや子
1
,
山内 貴志人
1
,
津田 明奈
1
1東千葉メディカルセンター産婦人科
キーワード:
胎児
,
MRI
,
出生前診断
Keyword:
胎児
,
MRI
,
出生前診断
pp.1011-1017
発行日 2018年6月1日
Published Date 2018/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000511
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周産期医療での画像診断には主に超音波断層法が汎用されるが,その精査においてはMRIも使用することも多い.MRIは骨以外の組織に対してコントラストおよび分解能が優れており,骨系統疾患等を除く胎児疾患や癒着胎盤等の診断に有用である.電離放射線も使用せず,また超音波と比較して術者による差も少ないといった利点も存在する.本稿ではMRIの原理,安全性,一部の胎児疾患や癒着胎盤を疑う所見について概説する.
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