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Japanese Journal of Diagnostic Imaging Volume 37, Issue 3 （February 2017）

画像診断 37巻3号（2017年2月発行）

特集基礎からきちんと学ぼう，胎児・新生児の画像診断

中枢神経の先天奇形　胎児MRIを中心に宇都宮英綱 ¹ ¹愛仁会高槻病院小児神経センターキーワード： Arnold-Chiari奇形 , MRI , 出生前診断 , 神経系奇形 , 水頭症 , 全前脳症 , 胎児疾患 , 中枢神経系疾患 , 遺伝性疾患-X連鎖性 , 古典的滑脳症および皮質下帯状異所性灰白質 , Walker-Warburg症候群 , 脳嚢胞 Keyword: Arnold-Chiari Malformation , Central Nervous System Diseases , Fetal Diseases , Hydrocephalus , Magnetic Resonance Imaging , Nervous System Malformations , Prenatal Diagnosis , Holoprosencephaly , Genetic Diseases, X-Linked , Classical Lissencephalies and Subcortical Band Heterotopias , Walker-Warburg Syndrome pp.284-296

発行日 2017年2月25日 Published Date 2017/2/25

DOI https://doi.org/10.15105/J00235.2017135957

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遺伝子解析法の発展とともに中枢神経先天奇形の画像診断の臨床的意義はますます重要性を増している．一方で，今日のMRIの進歩は，胎児期からの中枢神経の形成過程やその異常をある程度正確に把握することを可能にした．本稿では，まず発達に伴う胎児脳の形態変化の特徴について整理するとともに，胎児MRIで診断できる代表的中枢神経奇形を取り上げ，その診断のポイントを発生学的知見に基づいて概説する．