最近の海外業績より
日本医科大学小児科学教室 神経
pp.1385-1388
発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000207
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
背景:米国では600 万人以上の小児および思春期患者が片頭痛に罹患している.そのうちの多くは成人期までキャリーオーバーし,国内経済へ影響を及ぼしている.小児および思春期の片頭痛予防試験(childhood and adolescent migraine prevention:CHAMP)は,小児片頭痛におけるアミトリプチリン,トピラマートおよびプラセボを比較した試験である.この2 薬剤は小児片頭痛の専門医調査に基づいて選択されたものであり,これらが片頭痛治療でもっとも一般的に使用されている予防薬であることが示されている.しかし,この疾患ではこれまでの研究でプラセボの反応率が高いことも示されている.
Copyright © 2017, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.