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手術
輪状靱帯の遠位部剝脱に対して追加処置を施行した小児新鮮Monteggia脱臼骨折の治療成績
Treatment outcomes of acute Monteggia fracture-dislocations in children with additional treatment for distal annular ligament avulsion
赤木 健一郎
1
,
森谷 浩治
1
,
坪川 直人
1
Kenichiro AKAGI
1
1一般財団法人 新潟手の外科研究所
キーワード:
Children
,
Monteggia fracture-dislocation
,
Annular ligament
Keyword:
Children
,
Monteggia fracture-dislocation
,
Annular ligament
pp.1451-1456
発行日 2025年11月1日
Published Date 2025/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000003610
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要旨:輪状靱帯の遠位部剝脱に追加処置を施行した小児Monteggia脱臼骨折の7症例について報告した。徒手整復後に遺残した腕橈関節の不安定性に対して,最初に橈骨頭の観血的整復を行った。腕橈関節に介在した輪状靱帯を整復して橈骨頭を制動したが,腕橈関節の不安定性は改善しなかった。次に尺骨骨折部をプレートで背側凸になるように固定したが,それでも腕橈関節の不安定性を認めた。そのため輪状靱帯にかけた縫合糸を皮下に通し,遠位の尺骨骨折固定部のプレートもしくは尺骨自体に縫着した。これにより腕橈関節の安定性は獲得された。最終診察時の臨床成績は良好であり,X線像はいずれの前腕肢位でも腕橈関節の適合性は良好であった。輪状靱帯が遠位の囊状陥凹から剝脱したままの小児新鮮Monteggia脱臼骨折では,断裂していない輪状靱帯実質部による橈骨頭の制動や尺骨骨折部の過矯正固定を施行しても腕橈関節に不安定性が遺残しかねない。

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