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特集 整形外科領域におけるAIの進歩
われわれは超音波診断装置で神経を的確に読影できているのか
-―AIによる神経同定の有用性の検討―
Evaluation of AI;assisted nerve recognition
宮武 和馬
1
,
草場 洋平
1
,
都竹 伸哉
1
,
荒川 裕和
1
,
稲葉 裕
1
Kazuma MIYATAKE
1
1横浜市立大学,整形外科学教室
キーワード:
Ultrasonogrphy
,
Peripheral nerve
,
Artificial intelligence
Keyword:
Ultrasonogrphy
,
Peripheral nerve
,
Artificial intelligence
pp.1399-1406
発行日 2025年11月1日
Published Date 2025/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000003599
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要旨:近年の超音波診断装置の進歩により末梢神経の描出能は向上しているが,神経の同定は依然として熟練を要し,部位によっては困難を伴う。本研究は,AIによる神経強調画像の読影が整形外科医の読影とどの程度一致するかを検討した。対象は上肢の正中神経,尺骨神経,橈骨神経とし,20例から得られた超音波画像に対し整形外科医4人がアノテーションを行い,正解領域を決定した。AIにはU-Netベースのセグメンテーションモデルを用い,検出性,Dice係数,偽陽性数を評価した。その結果,医師間の一致率はおおむね高かったが,橈骨神経や腋窩・手関節部では低下した。AIは多くの部位で医師に匹敵する一致率を示したが,橈骨神経や関節近傍では精度低下や誤認識が認められた。以上より,AIは末梢神経同定の補助として有用であり,特に教育支援や標準化への応用が期待される。

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