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特集 フットケア・足病医療の新時代
足病を有する患者のアセスメント
Assessment of patients with podiatry
橘 優子
1
Yuko TACHIBANA
1
1順天堂大学医学部附属順天堂医院,足の疾患センター
キーワード:
Podiatry
,
Assessment
,
Screening
Keyword:
Podiatry
,
Assessment
,
Screening
pp.317-325
発行日 2025年4月1日
Published Date 2025/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000003338
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要旨:外反母趾や扁平足,足底腱膜炎,アキレス腱炎などの整形外科的な疾患から,静脈瘤やリンパ浮腫などの脈管系疾患,巻き爪や白癬などの皮膚科疾患,足潰瘍や褥瘡などの形成外科疾患など複数の診療科をまたいだ病態が混在する足病医療においては,どの専門診療科が主となって治療をするかを判断するアセスメントが重要となる。足病は患者の主訴に関連している足のトラブルが複数存在し,それらが混在することで痛みやしびれ,浮腫などを発症していることが多い。そのため,足全体を隈なく観て,触れて,必要な検査を実施して原因を見つけていくことが肝要である。また,足は靴の影響で足病を引き起こすこともまれではなく,それ以外に職業や生活スタイル,歩容などによっても病変が起こる部位であるため,患者の身体だけでなく取り巻く環境因子にもアセスメントの視点を向けることが重要となる。

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