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特集 整形外科領域における人工知能(AI)
医療AIの研究から社会実装への道のり
Path from medical AI research to implementation
佐藤 洋一
1
Yoichi SATO
1
1iSurgery株式会社
キーワード:
Artificial intelligence
,
Start up
,
Social implementation
Keyword:
Artificial intelligence
,
Start up
,
Social implementation
pp.1227-1232
発行日 2023年9月1日
Published Date 2023/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002709
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要旨:「医療AIを臨床現場に届けたい」という想いを胸に,多施設から構成される研究グループや創業したスタートアップ企業で研究開発を続けてきた。その一環として,大腿骨近位部骨折の診断支援AIを前向き研究として電子カルテに実装し,術中使用インプラントサイズの予測AIをインプラントオーダーアプリへ実装し,胸部X線写真から椎体骨折や骨密度を推測するAIを医療機器として薬事申請を行うなど,試行錯誤を繰り返してきた。研究結果を臨床現場に昇華させるためのアプローチの方法は,研究者それぞれの与えられた環境や利用可能な資源によって異なる。研究者自身が持っているもの・できること,社会から求められること,プロダクトを社会実装するにあたっての薬事申請や保険点数獲得の壁やその必要性,そして事業性などを総合的に判断した上で,最適な社会実装計画を策定する必要がある。
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