特集 —あなたのギモンに答えます!—循環器診療のハードルを下げるQ&A31
扉
小田倉 弘典
1
1土橋内科医院
pp.252-253
発行日 2019年3月15日
Published Date 2019/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201927
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「循環器疾患」。
この文字を目にしただけで、「ハードルが高い!」と思ってしまう医師も少なくないだろう。
「急変しやすい」「心電図がキライ」「高度な検査治療が多い」……。
苦手意識の要因は、こんなところだろうか。
一方で、循環器疾患はその多くが、「コモンディジーズ」である。
おおよそ、循環器疾患はメジャーな病気のオンパレードであり、レアな疾患概念はあまりない。
「ハードルが高いにもかかわらず、コモンである」。
これはつまり、日常的に多くの疑問がわいてくるにもかかわらず、なかなか正解にまで至らない。
そういった“くすぶり感”を診療現場にもたらすことにつながる。
本企画では、そうした循環器診療特有の“くすぶり感”を払拭するため、現場においてこそ日々生じる循環器診療に対するギモンを徹底的に洗い出し、できるかぎりコンパクトに解決できるような誌面構成を試みた。
本号をいつも診察室に置いておきたい——。
そんな特集になれば、この上ない幸せである。
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