特集 超音波による骨折治療
扉
占部 憲
pp.8-8
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001584
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
低出力超音波パルス(low-intensity pulsed ultrasound;LIPUS)を用いた超音波骨折治療器は1994年に米国で医療機器として承認を受けた。日本では1997年に薬事上承認され,1998年に四肢長管骨の難治性骨折に対する治療法として保険収載された。2006年4月には手足を含む四肢の難治性骨折に適応が拡大され,同年10月には四肢の観血的手術後新鮮骨折に対する治療が先進医療として承認された。この先進医療のうち開放骨折と粉砕骨折に対する観血的手術は2008年に保険収載され,2012年にはすべての新鮮骨折に対する観血的手術が保険収載された。その後2016年には骨切り術と偽関節手術にも適応が拡大された。
Copyright © 2021, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.