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特集 整形外科医が知るべきスポーツ内科学
ドーピングと内科的疾患
Doping and medical condition
加藤 穣
1
,
山澤 文裕
2
Jo KATO
1
,
Fumihiro YAMASAWA
2
1国立病院機構霞ヶ浦医療センター,循環器内科
2丸紅健康開発センター
キーワード:
Anti-doping rule violation
,
Medical treatment
,
Inadvertent doping
Keyword:
Anti-doping rule violation
,
Medical treatment
,
Inadvertent doping
pp.77-81
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001156
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要旨:スポーツに関わる医師が内科的疾患を有する,または新たに罹患したアスリートを診療することは少なくない。基本的な治療方針は日常診療と大きく変わることはないものの,一般的に使用される薬剤の中においてもアンチ・ドーピング規則に抵触する薬剤があり,注意が必要である。過去の実例をもとに,糖質コルチコイド,気管支拡張薬(β2作用薬),総合感冒薬(興奮薬),利尿薬の使用上の注意点についてまとめた。競技者ならびにその関係者で使用薬剤が問題ないかどうかの判断がつかない場合は,スポーツと関わりのある医師やスポーツファーマシストに相談することが重要である。
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