今月の主題 ドーピング・スポーツ薬物検査
各論
陸上競技におけるドーピング検査の実際―検体採取から結果の取り扱い
山澤 文裕
1,2,3
Fumihiro YAMASAWA
1,2,3
1財団法人日本陸上競技連盟医事委員会
2国際陸上競技連盟医事アンチ・ドーピング委員会
3丸紅健康開発センター
キーワード:
OOCT
,
血液検査
,
TUE
Keyword:
OOCT
,
血液検査
,
TUE
pp.757-765
発行日 2004年7月15日
Published Date 2004/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100530
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〔SUMMARY〕 世界アンチ・ドーピング規程の発効に伴い,国際陸連はアンチ・ドーピングルールとドーピングコントロールガイドラインを改訂し,2004年3月1日より発効させた.効率よい競技外検査実施のために居所情報提出の義務づけ,血液検査の拡充,厳格な禁止薬物の治療目的使用申請,違反が疑われる場合の結果管理の明確化かつ最終決定までのスピードアップを図ったのが,大きな改訂点である.ウェブサイトから最新情報を入手し,現場で活用することが重要である.〔臨床検査 48:757-765,2004〕
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