特集 血菅炎症候群のすべて
2 大型血管炎
高安動脈炎(大動脈炎症候群)―治療・予後
吉藤 元
1
1京都大学大学院医学研究科 内科学講座臨床免疫学
キーワード:
高安動脈炎
,
csDMARDs
,
トシリズマブ
,
ウステキヌマブ
Keyword:
高安動脈炎
,
csDMARDs
,
トシリズマブ
,
ウステキヌマブ
pp.1037-1044
発行日 2021年9月20日
Published Date 2021/9/20
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000001723
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本稿では,高安動脈炎(Takayasu arteritis:TAK)の治療と予後について解説する。動脈の炎症病態が持続すると,各動脈の狭窄または拡張が起こり,重要臓器の障害につながる。したがって,ステロイドを中心とする薬物療法により,疾患活動性を制御することが肝要である。一方,ステロイド長期使用による不可逆的障害にも留意すべきである。
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