Japanese
English
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
肺癌,縦隔腫瘍,転移性病変などを評価するためにFDG(2-deoxy-2-[fluorine-18]fluoro-D-glucose)-PET/CT検査が利用される頻度は高まっており,各診療ガイドラインにも有用性の高い検査として示されている。このFDGはグルコースの類似物質であることから,FDG集積はあくまでその組織における糖代謝の状態を示すものであり,糖代謝の亢進は悪性腫瘍のみに特化したものではない。そのため,正確な診断につなげるためには,FDGの特徴を熟知し,それぞれのFDG集積を解釈しながら診断を進める必要がある。本稿では,FDG-PET/CT画像を読影するうえで注意したい点,特に見逃しや過剰診断につながりやすい内容に重点をおいて解説する。また,本稿においてはCT装置によって撮影されるCT画像を「診断用CT」と表現する。
FDG-PET/CT is useful for staging and restaging of thoracic lesion. However FDG is a marker of glycolysis and not specific for malignancy. Therefore radiologist should know the technical artifacts, false positive findings, incidental findings and false negative neoplasm in PET/CT imaging. FDG-PET/CT in this piece, we will represent the potential pitfalls of FDG-PET/CT in the evaluation of thoracic lesion.
Copyright © 2019, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.