特集 乳癌の診断・治療
診断
所見別鑑別診断
腫瘤―超音波検査
國分 優美
1
,
堀井 理絵
2
,
加藤 千絵子
1
,
富樫 保行
1
,
宮城 由美
3
,
松枝 清
1,4
1がん研究会有明病院 超音波検査部
2同 病理部
3同 乳腺外科
4同 画像診断部
キーワード:
超音波
,
腫瘤
,
乳癌
Keyword:
超音波
,
腫瘤
,
乳癌
pp.353-361
発行日 2019年4月5日
Published Date 2019/4/5
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000000808
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超音波における腫瘤とは,周囲組織とは異なる成分が塊をなしている像を指す。特徴的な所見を示すものでは腫瘤の形状,境界,内部エコー,後方エコーの評価を行うことで組織型の推定が可能である。腫瘤の随伴所見として,乳腺境界線の断裂,構築の乱れ,管状構造物,点状高エコー,クーパー靱帯の肥厚,浮腫,皮膚肥厚,皮膚牽引などがあり,これらは主に悪性の腫瘤に伴い認められる1)。
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