特集 誌上ディベート ロボット支援肝胆膵外科手術のpros and cons ―近未来のスタンダードとなり得るか―
1.近未来の肝切除
阪本 良弘
1
,
伴 大輔
2
,
武田 裕
3
1杏林大学医学部付属病院肝胆膵外科
2国立がん研究センター中央病院肝胆膵外科
3関西労災病院消化器外科
pp.1837-1837
発行日 2024年11月15日
Published Date 2024/11/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004142
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開腹,腹腔鏡下,ロボット支援下のアプローチ法にかかわらず,質の高い肝切除を行うためには,①術中超音波の利用,②肝流入血と肝静脈の逆血のコントロール,③温存肝と切除肝の展開,④確実な肝離断と脈管処理の4 要素が重要である。現段階では開腹肝切除にまだ総合的な利点が多いが,低侵襲肝切除の割合は増加し続ける。有用な肝離断デバイスの開発がロボット支援肝切除の発展のカギとなると予想される。
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