特集 どう見える?どう扱う? ランドマークを意識した肝膵内視鏡外科手術
ロボット支援下膵頭十二指腸切除における上腸間膜動静脈の取扱い
井上 陽介
1
,
髙橋 祐
1
1がん研有明病院肝胆膵外科
キーワード:
膵頭十二指腸切除術
,
ロボット支援手術
,
multiple scope transition
Keyword:
膵頭十二指腸切除術
,
ロボット支援手術
,
multiple scope transition
pp.1045-1051
発行日 2023年6月15日
Published Date 2023/6/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003378
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癌郭清を伴う腹腔鏡下 / ロボット支援下膵頭十二指腸切除術(laparoscopic / robotic pancreaticoduodenectomy;LPD / RPD)が保険収載されて約3年が経過した。現在,保険適用となっている消化器外科領域の術式のうち,最高難度と考えられる本術式においても,全国各地の施設で導入が進み,症例の蓄積,各方法論の考案と発信が相次いでいる。本稿では,がん研有明病院(以下,当院)におけるRPDのコンセプトと術式の詳細について,上腸間膜動静脈(superior mesenteric artery / vein;SMA / V)領域の取扱いを中心に解説する。
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