Dr.斎田の皮膚科診断講座
Dr.斎田の皮膚科診断講座(21)
斎田 俊明
1
Toshiaki SAIDA
1
1信州大学名誉教授
pp.1607-1609
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000986
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症例情報 82歳,男性。20~30年前から顔面,頸部に黒褐色病変が多発してきた。1年ほど前に右耳前部に生じた病変が最近やや急速に増大,隆起し,出血するようになった。脳血栓にてワルファリンカリウム内服中。初診時,右耳前部に25×17×5mmの黒色結節が認められ(図1:*印),表面の大部分はびらんし,易出血性で,上方部には黒褐色斑を伴っていた(図1:矢印)。この結節のダーモスコピー像を図2-a, bに示す。また,結節下方の#印を付した病変のダーモスコピー像を図3に示す。
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