特集 美しく老いるために―高齢化に備える皮膚科診療
第Ⅱ章 高齢者診療で遭遇する皮膚疾患
2 光老化
-❷サンスクリーン剤の評価法と使い方
菊地 克子
1
Katsuko KIKUCHI
1
1東北大学病院,皮膚科
キーワード:
サンスクリーン剤
,
紫外線散乱剤
,
紫外線吸収剤
,
sun protection factor(SPF)
,
protection grade of UVA(PA)
Keyword:
サンスクリーン剤
,
紫外線散乱剤
,
紫外線吸収剤
,
sun protection factor(SPF)
,
protection grade of UVA(PA)
pp.909-913
発行日 2018年5月31日
Published Date 2018/5/31
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000777
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サンスクリーン剤は,有効成分に紫外線散乱剤や紫外線吸収剤を含む紫外線防御に必要な外皮用剤である。UVBの防御指数としてSPF,UVAの防御指数としてPAが使われる。野外レジャー時は,高防御指数でウォータープルーフのサンスクリーン剤を用い,日常的には,中等度の防御指数で,洗浄剤で容易に落とせる製剤を用いたほうが皮膚トラブルをおこすことが少ない。製剤に表示された紫外線防御指数は,2mg/cm2で塗布した直後に得られることを肝に銘じ,防御効果を確実に得たい場合には,二度塗りで厚めに塗布することや塗り直しをすることが必要である。
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