技術
心血管IVR装置における多施設線量比較
稲葉 洋平
1
,
小林 亮太
,
千田 浩一
1東北大学災害科学国際研究所 災害医学研究部門
キーワード:
X線透視検査
,
インターベンショナルラジオグラフィー
,
断面研究
,
放射線量
,
縦断研究
,
画像ファントム
,
多施設共同研究
,
経皮的冠状動脈インターベンション
Keyword:
Cross-Sectional Studies
,
Fluoroscopy
,
Longitudinal Studies
,
Radiation Dosage
,
Radiography, Interventional
,
Multicenter Studies as Topic
,
Phantoms, Imaging
,
Percutaneous Coronary Intervention
pp.483-490
発行日 2016年3月10日
Published Date 2016/3/10
DOI https://doi.org/10.18888/J01565.2016250384
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心血管IVR(Interventional Radiology)を行う仙台市内13施設の装置18台について、2007年と2014年におけるアクリルファントム入射表面線量を横断的に比較評価した。全装置間の2007年/2014年の透視線量(平均値:mGy/min)は15.9/13.9と減少したが、最大線量較差は7.4倍/13.4倍と大きくなった。撮影線量(平均値:mGy/10sec)は29.9/24.6と減少したが、線量較差は7.4倍/9.7倍と大きくなった。施設間の比較では、透視は9施設が減少傾向を示し、4施設が増加傾向であった。撮影では8施設が減少傾向を示し、5施設が増加傾向であった。線量較差は大きく、線量最適化の再考が必要と考えられた。
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